What's the point of Math?
What's the point of Math? DK series
算数、なんで勉強せなあかんの?って思ったこと誰でもあると思います。算数をしているとこんなことができるんだよ、知っているとすごいよ、面白いんだよって教えてくれる本です。
日本の本だと「わくわく数の世界の大冒険」とかその手の本もたくさんあるように思うのですが、英語でとなるとあまり思いつかないんですよね。Sir Cumferanceとかが近い?
数の数え方の歴史に始まって、税金をどう集める公平になるか、地球の大きさをどうやって計算したか、人を説得するにはデータを使おう、とか数にかかわるお話を分かりやすく説明してあります。
ゼロの歴史や時間の歴史は年代表がついていて、私たちが当たり前に毎日使っているこういった概念は数々の明晰な頭脳の持ち主が悠久の年月をかけて作り上げていったものだというのが伝わってきて感動しました。子供たちはそこまで深読みしないかもしれないけれど、やっぱり先人の偉大な功績だと思います。
挿絵がまたいいんです。アスリートが義足だったり、税金の集め方のページで一番のお金持ちが女性だったりします。自分では偏見はあまり持っていないと勝手に思っていたものの、自分が固定観念の塊だとハッとさせられました。
最近は違っているのかもしれませんが、私が子供の時には計算問題とかひたすらやっていたように思うのです。まぁそれも算数なんだけど、算数ってもっとすごい威力を持ってるんだよねって再認識させてくれる楽しい本です。
追伸:アラン・チューリングのシマウマの話がよくわかりません・・・
どなたか分かった方、説明してください・・・