Bookwormy’s Diary

英語の本も面白いかも :)

The Hunger Games

The Hunger games  by Suzanne Collins 

 

 

The Hunger Games (Hunger Games Trilogy, Book 1)

The Hunger Games (Hunger Games Trilogy, Book 1)

 

 

 

これも寝る間を惜しんで読んでしまった本の仲間入りをしました。

 

ずいぶんと長い間、薦められていたのに手に取るのに数年かかってしまいました。でも読み始めたら止まらなかったです。

 

ハンガーゲームは無理やり最後の一人まで殺し合いさせられるらしいというのを聞いて、それって大人の感覚で面白いって言う???となかなか手を出せなかったわけです。でも私の本の好みを知っているふむふむが面白いから読んでみたら、と何度も言うので、まぁ読む本もないし、と手に取ったら一気読みでした。

 

ストーリーは、はい、聞いていた通り、無理やり選ばれた24人のティーン達が生き残りをかけて最後の一人まで殺し合いをするんです。でもフォーカスは殺し合いではなく、世の中の平等、不平等、人を信じること、政府の人民に対するオーバーコントロール。私はテレビをほぼ見ないので感覚がずれているかもしれないけれど、人が殺し合いをするのを見て熱狂する特権階級の人達は、今時のリアリティーショーを風刺している部分でもあるのでしょう。

 

主人公はティーンエイジの女の子、キャットニス。これだけ体力的にも内面的にも強い女の子が主人公なのもいい感じです。

 

対象年齢が小学校高学年からになっているサイトもあったりと言うことで、子供にこの本を読ませていいものかと学校やネット上で議論になったそうです。個人的な意見としては、子供によるだろうけれども、基本的にはOKだと思います。親も読めば、いろんな場面をどう思うかを一緒に話し合ったりもできると思います。

 

こんなに読み応えがあって面白いのにメインどころの賞を受賞していないのも、この辺り賛否両論があるのが理由なのかも。バトルロワイヤルの盗作だとの疑惑も付いて回っているみたいです。私はバトルロワイヤルは知らないので、ノーコメントにさせていただきます。

 

ちなみにうちのは3年生くらいでこっそり読んでいたようです。私はこれと言ってコメントしていなかったし、我が家では読む本に制限をかけているわけでもないのに子供がこっそりと読むような、そんな本みたいです。それはそれ、読書のスパイスになって、さらに美味しくなったかも。

 

374ページ

Lexile measure : 810L